今日は広島市内に移動し、平和学習を行いました。
まずは、語り部の方による被ばく体験講話です。朝からメディアの取材が入り生徒たちは緊張していましたが、広島で原爆を経験した方からお話を伺い、この悲劇をただの教科書にある「歴史」として捉えるのではなく、人々が生きていた場所で本当に起こった事実なのだという想いが強く芽生えたようです。
その後は平和記念資料館内を見学しました。データや映像として残る原爆の記憶を視覚的にとらえることで、辛い気持ちを抱きつつも、その事実を受け入れ、核なき未来について考える良いきっかけにもなったようです。
昼食も語り部の方にご一緒いただき、生徒達は熱心にお話に聞き入っていました。
午後は、平和記念公園を広島出身のプログラム卒業生に案内してもらいました。公園では日米の参加者が事前に作った千羽鶴を、代表の生徒が厳かに奉納台へ奉げました。
その後広島市の職員の方から、市の平和都市としての取り組みや、核廃絶への世界的な運動についてお話を伺いました。
現職であるオバマ大統領の広島訪問という核廃絶への大きな一歩が踏み出された今年、平和学習を通して過去を学ぶ立場から、これから更にどのように行動を起こして行くべきか、貴重なお話をいただくことができました。
平和学習の締めくくりにはスタッフと生徒のみでリフレクションミーティングを行い、広島で感じたことを振り返りました。各々が自分の意見を発信し、戦争、核兵器や平和について改めて深く考えていたようでした。
その後、新幹線で大阪へ移動し、明日から始まる関西ツアーに備えてゆっくり休みました。
朝から晩まで、たくさんのことを学び、感じ、そして発信する、充実した1日となりました。